アパレルなど複雑な梱包にも『梱包アシストAI』は使える?まずは『梱包アシストAI』のデモ機から、見学はスタートしました。(※実際の現場では、PCやタブレットを活用いただきます)井上(ROMS):『梱包アシストAI』は、連携されたオーダーデータに基づき、事前に登録した「箱マスタ」の中から、最も効率的な梱包方法を計算し、「どの箱を使い、どう配置すれば最小サイズになるか」を視覚的に推奨するシステムです。現場で作業する方たちは、通常、梱包する商品群を見て感覚的に段ボールを選びますが、箱を組み立てた後で「商品が入らない」とやり直すことになれば、大きなタイムロスが発生します。それを防ごうと、つい大きめの箱を選びがちですが、それは配送コストの増加につながってしまうんです。これをAIで最適化し、梱包作業における“ムダ”や“迷い”を減らすのが、『梱包アシストAI』の考え方です。ロジレス 本池氏(以下、敬称略):あらかじめ、商品のサイズ登録が必要になりますよね?井上:まさに、検討する方の多くが気にされるのが、「事前に商品の3辺情報を登録する必要がありますか?」という点です。膨大な商品ラインアップを扱う3PLの現場などでは、一つ一つサイズを測る手間はかけられないという現場も多いんですよね。実は、この『梱包アシストAI』は商品マスタ登録なしでもスタート可能です。もちろん、正確なサイズ情報を登録していただくと確実性は増しますが、WEB上にサイズ情報があるアイテムであれば、JANコードなどからAIがサイズ情報を収集します。情報がない場合でも、商品名から検索して取得した商品情報や商品画像から推測し、サイズ情報を自動補填する仕組みになっています。本池:たとえばアパレルのお客様の場合、洋服のサイズ通りに計算すると大きな箱になってしまうと思うんですが、実際は折り畳んで梱包しますよね。その場合はどうなるんですか?井上:アパレル商品については、WEB上の着丈や身幅などの情報をもとに、AIが「標準的な折りたたまれた状態」の3辺サイズをはじき出して、サイズ情報として自動登録されます。また、その状態からさらに折りたたんでコンパクトにして配送したいという場合には、「折り畳み率」を個別に設定することも可能です。本池:なるほど。『LOGILESS』のお客様にもアパレル事業者の方々は多いので、それは助かりますね。井上:あと、お伝えしておきたいのが『フィードバック機能』です。私もいろんな現場を見させてもらいましたが、梱包現場って作業者のノウハウがたくさん蓄積されている場所なんですよね。『梱包アシストAI』を導入したとしても、いきなりベテランの梱包作業者さんの梱包テクニックを完璧に認識・再現させるのは難しい。導入から1~3カ月くらいは、「AIが推奨してくれたサイズの箱に入らなかった」みたいなことが起こりうるので、現場の作業者さんに積極的にフィードバックをしていただくよう、お願いしています。