KDDIとクイックコマース向けRCS1号店をオープンしました
次世代型無人自動ピッキング店舗兼フルフィルメント拠点として運用
株式会社ROMS(本社:東京都品川区、代表取締役:前野洋介、以下ROMS)は、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙橋 誠、以下 KDDI)、との共同取り組みとして、KDDIの運営するau Style SHIBUYA MODIに併設する、自動でクイックコマースのピッキング・パッキング(袋詰め)を行うRCS(Robotics Convenience Store)1号店「auミニッツストア 渋谷店」をオープンしましたので、お知らせいたします。

導入の背景
物流システムの整備や生活様式の変化に伴いEC利用が広がるなか、デジタルを前提とした新たなお客さま体験を構築することを目的として、KDDIの運営するau Style SHIBUYA MODIに併設するauミニッツストア渋谷店にて、次世代型無人店舗であるRCSの導入を決定いただきました。クイックコマース市場の拡大や5年後、10年後に来るべき労働者人口の減少、人件費高騰といった事業環境の変化にも対応すべく、自動化技術を活用した次世代型店舗の開発・運営をご支援いたします。本導入は、近年需要が急拡大するクイックコマースにおける自動化技術導入の先進的な取り組みとなります。
KDDI RCS1号店の概要
KDDIはROMSの提供するRCSをKDDIの運営するau Style SHIBUYA MODIの併設無人店舗「auミニッツストア 渋谷店」として導入し、モバイル注文商品の自動ピッキング・配達員やお客様ご自身による店舗での商品受け取りが可能な、都市型のクイックコマースのフルフィルメント拠点として運用いたします。
RCSはオーダーシステムと自動連携し、ロボットが商品のピッキングとパッキングを行うことで、オーダー処理から商品受け取りまで全て自動で運用することが可能なソリューションで、2021年に「MOPU」吾妻橋店にてPoCを完了しております。
本取り組みでは、お客様がデリバリーのモバイルオーダーを行い、RCSにより自動でピッキング・パッキングされた商品を、配達員やお客様ご自身が店頭のタッチパネルを操作して受け取ることで、注文処理から受け渡しにかけての全作業を無人で行います。

店舗の特徴
- デリバリー/テイクアウト対応店舗です。店舗はau Style SHIBUYA MODIに併設しています。
- 商品ピッキングからパッキングまでをロボットが完結します。
- バックヤードを含め店舗サイズは約50㎡と、従来のコンビニエンスストア以下の省スペースで運営します。
- すべてのご注文がオンライン化されているため、店舗の商品が売り切れると、リアルタイムにアプリへ反映されます。
- 商品ケース(棚)や賞味期限をシステムで自動管理しているため、商品補充・廃棄時には補充や廃棄が必要なケースを自動で作業台まで運びます。この仕組みにより、商品補充・廃棄の作業時間が短縮されます。
- 商品の温度帯管理を行うことで、冷蔵・常温商品などお客様のニーズに合った豊富な商品の取り扱いが可能です。
- オープン時点は食料品や日用品などデリバリー向け人気商品を取り扱います。今後、パートナーの拡大も想定し、最大でおよそ500商品を取り扱い予定です。
- RCS設置面積: 約33㎡ (バックヤード含めて約50㎡)
- 取扱商品数:最大約500SKU
- 取扱商品カテゴリ:食料品・日用品。順次拡大予定
店舗概要
- オープン:2022年9月13日11時
- 店舗名称:「auミニッツストア 渋谷店」
- 所在地:東京都渋谷区神南1丁目21番3号渋谷モディ1階
- 営業時間:11:00-19:00(不定休) ※当面の間、平日のみの営業となります。
- 運営:KDDI株式会社